調布市役所デジタル化の取り組み(チャット活用)について
少し前から市役所でチャット活用の張り紙が出ていたのが気になっていましたが、デジタル行政推進課の公式noteにて記事が上がっていました。
チャットで会議が変わる?市役所のデジタル化挑戦記
https://chofu-city.note.jp/n/n2c117c2b487b
やはりどこの組織も大きくなってくると会議が増えてくるという感覚は私の中にもありましたが、職員の皆さんの実感としても資料作成、調整、対面文化、長時間の会議、議事録作成の負担から、「会議」が最大の問題児であると感じているとのことでした。
資料の印刷・配布の時間とコストの削減や議事録の省略、会議進行の短縮といった形で会議における負担を減らすため、ビジネスチャットを活用する方向で試行錯誤を重ねていきましたが、庁内全体のチャット利用率が低い現状も見えてきたとのことでした。
そのため「チャット活用キャンペーン」を企画し、庁内連絡はチャットで行うことを推奨し、チャットをもっと身近なツールとして利用してもらうことから始めるとともに、会議へのチャットの活用具体的な方法やヒントを共有したとのことです。
取組み開始後、チャット投稿数はキャンペーン開始前から40%向上し、一部の職員からは「ビジネスチャットの利便性に気づき始めた」といったポジティブな声も寄せられているとのことです。
その他にも市におけるデジタル化はAI-OCRの活用やIT資格取得支援、テレワークなど多岐に渡っておりますが、今回のビジネスチャットの活用はデジタル化の一つの試行錯誤の結果として職員の態度変容を促したことも含めて評価してよいものと感じました。
