第4回定例会にて幼稚園教育への支援と暑熱・熱中症対策への支援についての一般質問を行いました
➀幼稚園教育
【要望!】日額450円×利用日数となっている2歳・満3歳児クラスの預かり保育の補助金を3歳児から5歳児同様に日額900円×利用日数とし、月額上限も22,600円としてほしい。
文科省の各種資料からも、幼稚園教育は、発達や情緒に大きな影響を与え、幼児教育のなかでも特に重要なものであると考えられますが、一方で、少子化や共働き世帯の増加で幼稚園を取り巻く現状は厳しい状況にあります。
調布市においても、東京緑ヶ丘幼稚園は令和2年10月31日付け、調布るんびに幼稚園は令和4年4月30日付けで閉園となってしまい、地域から幼稚園が消えていってしまっております。
このような状況の中、市として幼稚園教育の重要性をどのように認識し、現状どのような支援がなされているかについて伺うとともに、市内幼稚園における2歳・満3歳児クラスの預かり保育の補助金の増額について要望しました。
答弁では、幼児教育の重要性や預かり保育のニーズ、運営や預かり体制に対する補助などに触れていただき、2歳・満3歳児クラスの預かり保育の補助金の増額についても検討いただけるとのことでした。
本件は、財政当局、担当部局ともコミュニケーションを取りながら、会派の予算要望の中でも「重点要望」という形で取り上げていただいており、ぜひとも来年度にも予算化ができるよう、働きかけを進めてまいりたいと思います。
②暑熱・熱中症対策
【要望!】イベント開催時の熱中症対策としてスポットクーラーやミストシャワースタンド、熱中症応急セット、氷点下クーラーボックス、デジタル冷凍冷蔵庫といった暑さ対策物品の貸し出しをしてほしい。
気候変動により近年の暑さはひどくなる中で、熱中症などの対策が市民一人ひとりにとっても重要になっています。その一方でその暑い夏に行われる夏祭り等の各種地域イベントの開催もまた地域コミュニティにとって重要であり、そのような点を踏まえた対策・支援のありかたについてやり取りをしてまいりました。
まず、地域コミュニティを支える多様な主体に対しての現状の支援、次に市民ひとりひとりに対しての今後の暑熱対策・熱中症対策についてお伺いしました。
1つ目の質問からは、現状地域活動にたいして、「じょいなす」や「ちょみっと」を活用した形での発信や、クーリングシェルター、クールシェア事業、学習室inサマーに取り組むなど様々な形で地域コミュニティ活動の活性化に資する取り組みがなされているとともに、引き続き地域コミュニティの基盤となる多様な主体への様々な支援がされることが確認できました。
また、2つ目の質問からは1つ目の質問でもあったクーリングシェルターとともに、熱中症対策グッズの配布、出前講座、また、気候変動適応部会を活用した暑熱対応の検討がされていること、さらに、今後市が把握するイベントの企画運営者への熱中症対策に関する情報提供のあり方について工夫していくことが確認できました。
これらの質問であった前向きなご答弁を踏まえ、一点追加として、「イベント開催時の熱中症対策として暑さ対策物品の貸し出し」を提案しました。
近隣の三鷹市スポーツ協会では、熱中症対策として暑さ対策物品の貸し出しを行うこととしており、スポットクーラーやミストシャワースタンド、熱中症応急セット、氷点下クーラーボックス、デジタル冷凍冷蔵庫などを貸し出していることから、当市でも同様の取り組みを求めるものです。
今後も幅広いテーマで一般質問を展開していきたいと思います。
