文教委員会行政視察3日目:愛知県半田市部活動改革
月曜日より3日間文教委員会の視察で各地を回っています。
最終日3日目の愛知県半田市では、部活動改革の取り組みについて伺ってまいりました。
現在部活動改革の全国的な方向性としては、部活動の「地域移行」と「地域連携」があります。
■地域移行:生徒は地域のクラブ等でスポーツ及び文化芸術活動を実施
■地域連携:既存の部活動に外部指導員を派遣
半田市では、既存の部活動に派遣する外部指導員を確保できないという実際的な問題とともに、総合型地域スポーツクラブ等の活動の活性化や運営体制の強化につながることを考えて、「地域移行」を行うこととしたとのことでした。
地域移行にあたっては、①中学校の先生が土日に大会運営していたことから大会運営の引継ぎが必要であることや、②部活動とクラブ等で共有すべき備品とそうではない備品の区別をつけること(ボールは消耗品なので持ち込む、ゴールは備え付けなど)、指導者の確保(スポット指導者は包括連携を締結している大学から派遣にて対応うるが、現在も主となる指導者の確保は解決に至っていない)など多くの課題があり、それを1つ1つ対応しているとのことでした。
運営スタイルとしては、主体は地域の団体であり、スポーツ課(スポーツ団体)、生涯学習課(文化芸術団体)は運営支援にあたることを徹底しており、オール半田でおこなうことは、生徒の主体性にもつながることを期待しているとのことした。
教員の兼職、兼業については、希望する教員が円滑に兼職・兼業の許可が得られるよう規定や運用の改善を行うとともに、生徒受入体制整備としては、新規事業(生徒受入)に伴う総合型地域スポーツクラブの財政基盤の安定化にかかる補助金を出すとともに、持続可能な運営体制を構築するために、事業計画の策定支援を実施し、行政のほうからも指導を行っているとのことでした。さらに、クラブ側の不安の解消として活動環境については安心したものにすべく、備品が壊れたらすぐ修繕するなど
課題としては、国の移行期間と連動していない各種大会要項の整備が必要であり、中体連とも調整が必要な事項であるとのことでした。
また、具体的な事例としてソシオ成岩スポーツクラブ視察を視察させていただきました。

ソシオ成岩スポーツクラブは、2003年に中学校の改修に合わせて学校も地域も使える施設として作られ、カフェテリア、ロッカー、風呂も含めて市が100%負担で作成し、指定管理を行っているとのことでした。
活動母体は、NPO法人であり、ソシオと呼ばれる賛助会員が2700名余りもおり、彼らの寄付が活動を支えているとのことでした。すべての子どもたちの活動機会を保障する制度として恵まれない家庭へのクラブ扶助制度もあり、要保護、準保護家庭に対する会費の全額扶助を2024年には20世帯に行ったとのことです。
このようなクラブ活動への地域の参画や市の理解、施設整備があったことにより、半田市にフィットした部活動の地域移行が着実の果たされたように感じました。今後調布市ではどのように部活動改革を行っていくか、どのようなやり方がよいか、よく検討していく必要性を感じました。



