第1回定例会にてユニバーサルシート普及と5歳児健診についての一般質問を行いました

第1回定例会にてユニバーサルシート普及と5歳児健診についての一般質問を行いました。

➀ユニバーサルシート普及
【要望!】現在建設を進めている調布駅前広場のトイレをはじめとした市の施設にユニバーサルシートの設置を速やかに進めるとともに、民間施設に対し、ユニバーサルシートの設置推進を啓発するとともに必要な補助を行い、市としても積極的にユニバーサルシートの普及に努めてほしい。

大人用おむつ交換シート、いわゆるユニバーサルシートは、病気や障害によっておむつ替えが必要な大人などが利用できるように設置されており、主にバリアフリートイレ内に設置され、障がいのある方のおむつ交換等に利用されるほか、高齢者や子ども連れの方など、多くの人がさまざまな目的に利用できます。

障害などがあり生活をする上で介助が必要な場合をはじめとして、乳児期~幼児だけではなく学童期から高齢者に至るまでオムツを必要とする方はいますが、多くのトイレにはユニバーサルシートがないことから、外出先では「バリアフリートイレの床にビニールシートを敷いてその上で替える。衛生面が気になるけど仕方なく」「駐車場まで戻って、車の中で替える。」「キャンプ用の簡易ベッドを持ち歩く」「尿取りパッドを2枚くらい重ねてつけて、おむつ替えしなくてもいいように準備していく」「オムツが濡れていても我慢させる」といった形で対応せざるを得ないようです。

現在建設を進めている調布駅前広場のトイレをはじめとした市の施設にユニバーサルシートの設置を速やかに進めるとともに、民間施設に対し、ユニバーサルシートの設置推進を啓発するとともに必要な補助を行い、市としても積極的にユニバーサルシートの普及に努めるべきとのことで、答弁を求めました。

答弁では、市におけるユニバーサルシートが現在においても少ないことが現状として挙げられるとともに、スペースの問題、設置にあたっての時間や費用について課題が挙げられていた一方で、2つ目の質問のご答弁では市の既存のトイレには、すぐの設置は難しいものの代替手段を検討すること、そのうえで公共施設については可能な限り配備を進めていくこと、調布市地域共生推進ふれあい商店等補助事業(商店のバリアフリー化補助事業)において、ユニバーサルシートやそれと同様な機能があるものを設置可能なことを確認いたしました。

東京2020大会を契機として、共生社会の重要性をこれまで以上に発信するため、「パラハートちょうふ」のキャッチフレーズを掲げ、さまざまな分野で取組を展開している調布市としても、このような自治体事例を参考に、当事者の意見を伺いながらユニバーサルシートの普及を強力に推進することを要望しました。

②5歳児健診について
【要望!】現行の健診では限界があるとされる発達障害の発見の機会でもある5歳児健診を国からの後押しもあるこのタイミングで調布でも開始してほしい。

5歳児健診は、「社会性が高まり発達障害が認知されるこの時期に、こどもの特性を早期に発見し、特性に合わせた適切な支援を行うとともに、生活習慣、その他育児に関する指導を行い、もって幼児の健康の保持及び増進を図ること」とあります。

こども家庭庁は来年度から、発達障害の可能性を見極めるのに有効な「5歳児健診」の普及に乗り出し、早期に障害がある子どもを支援し、症状の改善につなげる。健診に必要な医師らを確保する費用や研修費を自治体に補助し、14%にとどまる実施率を2028年度までに100%にすることを目指すとのことで、国からの後押しもされています。

そこでまず、調布市の3歳児健康診査や就学時健康診断における実施内容、現場でのフォロー体制などについて、市の状況をご答弁いただければと思います。合わせて、5歳児健診の必要性について市の認識を聞かせていただきました。また、5歳児健康診査は有用なものであり、適切な支援につながるのであれば、国からの補助も出る今回の機をみて調布市でも導入するべきではないかと答弁を求めました。

ご答弁では、子ども家庭庁による5歳児健康診査の支援事業の活用を見据えて課題整理を行うとともに、実施体制やフォローアップ体制含めた導入に向けた検討をされているということが示されました。当市においても手厚い5歳児健診が行われること要望いたしました。