第63回東京都市議会議員研修会に行ってきました
こちらは例年行われている研修会で今回は東京大学大学院の金井利之教授により「多摩26市における議会運営の課題」についての講演でした。
講演では、学問における個別論と一般論、類型論の説明ののち、議員として「代表」するとは何なのか、どういったことなのかの説明がありました。
社会学的代表制…地域社会の様々な特徴を為政者が比例代表するものと考える。しかし、ジェンダーや地域、資産や党派など、どの基準で配分するべきか不明。そもそも首長は1人しかいない。
政治学的代表制…一種のメリトクラシー(個人の持っている能力によってその地位が決まり、能力の高い者が統治する社会)だが、議員・首長には能力を考査される機会はない。選挙公約などもあるが、そこでわかるものは非常に限られている。
このような説明からは、自分が議席を預かっていることが選挙の結果によって当然のように裏付けられるものではなく、比例代表ならばその比例配分された属性のために、メリトクラシーならばそうやって有権者の方から評価された力を十分に発揮するよう精進し続けることではじめて、議員として「代表」する責任を果たすになるのではないかと感じました。
今後も市のために精進してまいりたいと思います。
