令和4年度第4回調布市地域福祉推進会議を傍聴しました

今回は、速報版の調布市民福祉ニーズ調査アンケート調査結果と住民懇談会実施結果をもとに、活発な議論が行われましたので、印象に残った発言を記します。

・核家族化が始まってその後その子供たちが独立して二人暮らしになり、夫婦のどちらかが亡くなって一人暮らしになっていくと福祉ニーズはどんどん変化していく。

・コロナになり、在宅ヘルパーがコロナにかかることでヘルパーの確保が難しくなったり、介護を受ける人がコロナにかかりヘルパーにかかることが難しくなったりしている。災害時にもヘルパーの確保は難しい。

・コロナの影響で福祉サービスの利用は減っているため、何らかの支援が必要(ただし、どのような支援が必要かはこの調査からはわからない)

・どこに相談したらいいかわからない生活上の困りごとがある人が89.2%もいる。この結果は真摯に受け止めなければならない。

・サービスを入り充実していくための取り組みについて、特に重要と考える取り組みは相談体制や情報提供の充実が55.1%と最も高く、その他が1.8%と最も低い中で幅があるが、高いからやらなければならない、低いからOKという問題でもない。市民に状況を説明したうえでそれでも必要なサービスを行っていくべきである。

・自宅以外に居場所がない人が34.2%もいることが驚きだ。どういった人に居場所がないのか(年齢?性別?収入?)

・住民懇談会のためのチラシはとても出来が良かった。

・カフェ方式のやり方はうまくいった。市の職員がファシリテーターを行い、いろいろな立場の人が良く話をしてそれをうまくまとめていた。

・活発な議論で具体的な話が多かった。参加しているという実感がわいた。10代20代の人にもっと来てほしくなるような内容だった。

・出した意見が施策にどう乗ってくるかは気になるところだ。